ニートにおすすめのバイトは?探し方や注意点などを紹介します
2021.12.24


ニート期間が長くバイトをしようとしても、自分にできる仕事があるか、人間関係は大丈夫か、面接に受かるのかなど、不安な点はたくさんあるでしょう。
しかし、何もしなければ今の状態を変えることはできません。
ニートから脱出しバイトをするには、自分に適した職場で無理をせずにできるバイト探しが必要です。
ニートにおすすめのバイトや、探し方、注意点について解説します。
バイトを探す
ニートが初めてバイトするときに感じていること

このままニートでいていいわけがないとバイトをする気持ちになったとき、初めてバイトをするとなればさまざまな不安が押し寄せてくるものです。
今まで家にこもっていた自分がバイトなんてできるのか、人間関係は大丈夫か、空白期間があるため自分を採用してくれる職場があるだろうか、など悩みはつきないものです。
ニートが初めてバイトするときに感じることについて、詳しく見ていきましょう。
自分にバイトが務まるのか怖い
ニートが初めてバイトをするときの大きな不安が、自分にバイトが務まるのか怖いという思いです。
今まで仕事をしてこなかった自分が、仕事を覚えられるだろうか、周りに迷惑をかけずに仕事ができるだろうか、といった不安がよぎることもあるでしょう。
しかし、最初は誰でも覚えられなかったり、間違えてしまったりするものです。
新人には先輩がついていろいろ教えてくれるので大丈夫。
安心して仕事に取り組めるでしょう。
もし採用してもらっても、すぐに辞めたくなったらどうしよう、またすぐに辞めさせられるかもしれない、と考えてしまうことも。
採用されてもその職場が自分に合うとは限りません。
大きな問題を起こさない限り、すぐに辞めさせられることもないでしょう。
もし自分に合わないと思えば次の職場を探せばいい、と気楽に考えることも大切です。
人間関係は大丈夫か
ニートでなくても不安なのが人間関係です。
今まで人との関係を持たずに生活をしてきた場合、人間関係に対する不安は大きなものでしょう。
人間関係に関する不安や悩みはどこに行ってもつきまとうものです。
勝手な行動をしたり、わがままをいったり、非常識な態度を取らなければ、問題は起こりません。
また、自分に非がなくても人間関係を構築するのは難しいこともあります。
その場合は無理をせず、人と関わらずにすむバイトを探すのも選択肢の一つです。
人とのコミュニケーションに慣れてきたら、違ったバイトを探してみましょう。
ニートから脱出して採用されるか不安
ニートとして過ごしてきたことで、採用に影響があるのでは、と不安になることもあるでしょう。
ニートだったのだから、人とのコミュニケーションに問題があるのでは?すぐに辞めてしまうのでは?などと思われてしまうと、採用されにくいと考えてしまうのも仕方のないことです。
しかし、ニートだったから、という理由で採用されないということはありません。
面接に合格すれば、ニート経験があってもバイトはできます。
雇う側の要望を聞き、それができれば問題ないのです。
ニートにおすすめのバイトは?

初めてのバイトに対して、何に不安を強く持つかは人それぞれです。
少しでも不安を感じずにすむ、また不安を解消する条件のバイトを探しましょう。
時給や待遇も大切ですが、バイトを続けていくには今の自分に適した条件や環境の職場であることも重要です。
ニートにおすすめのバイトを選ぶポイントを紹介します。
自宅から近い
一つは自宅から近いことです。
勤務先が遠いと通うのが面倒になってしまいます。
雨が降っていたり、寒かったり暑かったりすれば、外出せずに居心地のよい自宅にいたくなってしまうこともあるでしょう。
また、自宅から時間がかかる場所だと、途中であれこれ考えて勤務先に到着する前に家に帰りたくなってしまうことも。
そのような時間を作らないためにも、自宅から近い場所を選びましょう。
しかし、あまり自宅に近すぎるのもよくありません。
仕事中、近所の知り合いとしょっちゅう顔を合わせるのも気が重いものです。
また勤務日以外に、バイト先のスタッフに会うのも気を遣ってしまいます。
近すぎず、遠すぎない通いやすい場所でのバイトがおすすめです。
シフトの融通をきいてくれる
シフトの融通をきいてくれる職場を選びましょう。
今まで家にいることが多かった人が、いきなりフルタイムで週に5日働くのは無理です。
バイトをすることで今までと環境が変わるわけですが、急に大きく変わってしまうと精神的負担も重くなります。
体力的にもつらいでしょう。
最初は無理をせず、休憩をしながら仕事に慣れていった方がよいです。
月曜日は気が重い、日曜日なら働きやすいなど、希望に合ったシフトに入れるならその方が精神的負担が軽くなります。
週に2~3日、1日3~4時間程度から始め、慣れてきたら徐々に日数を増やしていくとよいでしょう。
負担が少ない
精神的にも体力的にも負担の少ないバイトを選びましょう。
自分に合わないバイトだと、長く働くことができません。
短期間で辞めてしまうことを繰り返していると、バイトの楽しさややりがいも感じることが難しくなります。
まずは自分にとって負担が少ないバイトを選びましょう。
自分は何に負担を感じるのかを考え、それを避けて職場や仕事を選ぶことです。
人と話すことが苦手な場合
人と話すのが苦手な場合は、人と関わらずにすむバイトを選びましょう。
接客が必要なバイトはいろいろあり、種類もあるので選びやすいですが、人と話すのが苦手な人がコミュニケーションが必要なバイトをしても、疲れてしまうだけです。
うまく話せない、話が通じないなどストレスが溜まり、バイトを辞めたくなってしまうでしょう。
人とあまり話す必要のない仕事も数多くあります。
工場のライン作業やデータ入力、飲食店のお皿洗いなどは、コミュニケーションをあまり必要としない仕事なので、精神的負担も軽いでしょう。
体力に自信がない場合
ほとんど外出していなかった場合、体力も低下していることが多いです。
そのため、体力に自信がない場合もあるでしょう。
体力に自信がない場合は、仕事量が多いものや長時間労働は避けましょう。
短時間でたくさんの仕事をしなければならない仕事や、ノルマがある仕事も選ばないことです。
最初は短時間から始め、徐々に仕事の時間を増やしていった方が無理なく仕事を続けられます。
肉体労働も避けたほうがよいでしょう。
肉体労働は体に負担がかかることが多く、疲れてしまいます。
疲労で朝起きるのがつらい、と感じてしまうと仕事に行くのがイヤになってしまいます。
自分の体力に見合った仕事内容を選びましょう。
女性のニートにおすすめのバイト
女性が活躍している職場は多く、そういった職場は女性が働きやすい環境を備えていることも多いです。
スーパーやコールセンターなどはシフト制なので自分の都合に合わせて仕事ができるでしょう。
スーパーやコールセンター、アパレルショップの店員などは、短時間からでもできることも多く、選択肢に入れがちですが、女性が多い職場は人間関係で苦しむこともあります。
女性が多いと会話も多く、話をするのが苦手だと浮いてしまうこともあるでしょう。
詮索好きの女性からいろいろ聞かれるのも面倒なものです。
そのような精神的負担を軽くするなら、敢えて女性が少ない職場に応募するのも方法の一つです。
男性が多い職場は、女性に気を遣ってくれる場合もあり、意外と働きやすいものです。
おしゃべりをしなくてすむので、気楽に仕事ができるでしょう。
ニートから脱出できるバイトの探し方

バイトを始めるには、まずバイトを探さなければなりません。
インターネット上には、さまざまなバイトが掲載されていますが、バイトの探し方はいろいろです。
ニートから脱出できバイトの探し方としては、インターネットのバイト求人を見るだけでなく、ほかの探し方もしてみるとよいでしょう。
歩いて探す
バイト募集をしているお店や会社を、歩いて探してみましょう。
実際に働く職場を自分の目で確かめられます。
インターネットや雑誌だけでは、職場の雰囲気や働いている人などを見ることができません。
実際に歩いて探せば、どのような会社か、職場雰囲気はどうかなどがわかります。
職場や雰囲気を最初に知っておくことで、初めてバイトをするというハードルを少しでも下げることができるでしょう。
バイト募集の広告が貼りだしてあるお店や会社があります。
張り紙をしているお店や会社は緊急であることも多いので、採用される確率も高くなるでしょう。
また、個人店など広告費用を出せない場合もあり、そういったお店や会社の中で自分に合った職場が見つかる可能性もあります。
歩くことで体力をつけられる、街を歩くことに慣れる、といったメリットもあるので、自分で仕事を探しに出かけてみましょう。
アルバイト求人サイトで探す
最もオーソドックスな探し方ですが、便利でさまざまな仕事の中から探し出せるメリットがあります。
どのような職種や仕事があるのかを知ることができ、自分でできる仕事に出会いやすいでしょう。
仕事の幅も広く、比較検討しやすいのがアルバイト求人サイトです。
シフトや時給、勤務地など、条件を入れて検索できるので効率的に希望に合った職場を探せるのも便利です。
さまざまな仕事の中から、自分に合った仕事を探したい場合は、アルバイト求人サイトがおすすめです。
ただし、情報量が多すぎてどこにすればよいかわからなくなる、ということもあります。
検索して見ただけで職探しをした気分になってしまうのもデメリット。
実際は前に進んでいないのに、仕事をした気分になってしまいます。
また、ネット上に書かれている情報だけでは、実際のところはわかりません。
時給がよすぎるなど条件がいい案件には注意が必要です。
フリーペーパーで探す
お店や駅などに置いてある、フリーペーパーをチェックするのも方法の一つです。
フリーペーパーは地元の職場が多く掲載されています。
近所で、知っているお店や会社がバイトを募集しているかもしれません。
自分の知っている会社やお店で、気になるところがあればチェックしておきます。
実際にお店や会社に行ってみて、職場の雰囲気やスタッフの働いている様子を見てみましょう。
よさそうだと感じたら、応募をしてみることです。
採用されれば、自宅の近くで仕事ができます。
近所で働きたいなら、フリーペーパーで探してみましょう。
ハローワークで探す
ハローワークのメリットは、窓口で一緒に職探しをしてくれる点です。
要望を聞き入れ、適した仕事を紹介してくれます。
自分では考えもしなかった仕事を紹介してくれる可能性もあります。
それが自分に合っている場合もあるので、誰かに相談するのもバイト探しのコツです。
ハローワークはバイト探しを手伝ってくれるだけでなく、書類の添削や面接のアドバイスなどをしてくれます。
バイト探しでわからないことがあれば、質問してみるとよいでしょう。
ただし、ハローワークのスタッフは誰もが親身になって相談に乗ってくれるとは限りません。
営利目的ではないので、サービスの質が低い場合もあります。
その場合は、違う担当者にしてもらうか、相談をしないでインターネットの求人検索だけを利用するとよいでしょう。
ハローワークでしか取り扱っていないバイトもあるので、検索だけでもしてみましょう。
ニートがバイトに応募するときの注意点

ニートでなくてもバイトに応募する際には準備をしていくものです。
何も準備しないで行くと思わぬ失敗をする可能性が高くなるからです。
ニートの場合も同じです。ニートの場合はもっと不安が強いでしょう。
不安を解消するためにも、応募前の準備をしっかりしましょう。
ニートがバイトに応募する際の準備や注意点について解説します。
清潔感のある身だしなみ
どのようなバイトにも言えることが、清潔感のある身だしなみは重要です。
第一印象が悪いと、採用につながらなくなります。
特に飲食店のバイトに応募するなら、身だしなみには注意しましょう。
髪がボサボサ、無精ひげ、服の袖口や襟が汚れている、靴が汚いなどは、不衛生な印象を持たれてしまい、採用されにくくなります。
髪はきちんととかし、顔が見えるようにすること。
長髪は一つに結んでいくとよいでしょう。
服にシワなどがないように、靴に泥などがついていないようにしましょう。
過度に着飾る必要はありません。
白を基調としたシャツにパンツ、シンプルなデザインのブラウスにタイトスカートなど、さわやかな印象を大切にすることです。
面接対策は念入りに
面接対策はしっかり行いましょう。
面接は緊張するものです。
その中で質問に明確に答えなければなりません。受け答えによって、面接を通過できないこともあります。
志望動機や自己PRなど、面接で必ず聞かれることは念入りな準備が必要です。
準備をしていくことで不安や緊張を軽減できるものです。面接対策はしっかり行いましょう。
志望動機をしっかり準備する
なぜバイトをしようと思ったのか、なぜこの会社を選んだのか、といった志望動機は明確にして、きちんと話ができるようにしておくことが大切です。
「自分を変えたいと思った」、「自分で働き稼ぎたい」、「親にこれ以上心配や迷惑をかけたくない」など、ニートから脱出したいと思ったきっかけを話しましょう。
その上でスキルアップがしたいと思いこちらの会社を選んだ、と前向きな気持ちが伝わる内容にしましょう。
難しく考えることはありません。志望動機はシンプルに答えましょう。
ただし、家が近いから、お金を稼ぎたいから、といった理由は避けることです。
そのような理由では、この会社でなくてもよいのでは?と思われてしまいます。
シフトに入れることをアピールする
シフトに多く入れることをアピールしましょう。
ニートだったことで、「あまりたくさん働けないのでは?」と思われてしまうとマイナスです。
採用側はできるだけ多くシフトに入れる人を希望します。
ニートであっても今後は精力的に仕事をすることをアピールしましょう。
ただし、嘘はいけません。できもしないことを言って、採用後に実践できなければその職場で働きにくくなります。
無理のない範囲でできることを伝えましょう。
最低でも週に3日は出勤可能です、1日に4時間~働けます、など具体的な日数や時間を伝えると採用側を安心させることができます。
ニート期間は前向きに捉える
ニート期間について聞かれることもあるでしょう。
そのときは、前向きに答えることが大切です。
空白期間があったことで何を学べたか、その期間があったことがメリットとなっていることを伝えることです。
ニート期間があったことは問題ではありません。
大切なのは、今からどうしたいかです。
今までの環境を変えたいと思ったきっかけや、将来を考えることになったきっかけ、バイトをしたいと考えた理由など、ニート期間に感じたことを伝えましょう。
面接官からの質問は明確に答える
面接官からの質問には、正直に明確に答えるようにしましょう。
なぜニートになったのか、ニート期間中は何をしていたのかなど、答えにくいことを質問される場合もあります。
そのときに口ごもったり、嘘をついたりしてはいけません。
ニートになったきっかけが就職活動がうまくいかなかったため、という場合もあるでしょう。
それを言ったら弱い人間だと思われて今回も採用されないのでは?と不安に思うかもしれません。
しかし、悩んだ期間を経て、再度働こうと思っているのですから、その意思を伝えることが重要です。
過去はこうだったけれど今はこう考えている、と答えると前向きな思いが伝わるでしょう。
単発や短期のバイトから始める
バイトはしたいけれど不安が大きいなら、単発が短期のバイトから初めてみましょう。
単発や短期の仕事なら、人間関係に悩むこともほとんどありません。
あと数日がんばれば終わる、と思えば精神的負担も軽いでしょう。
最初から長期に働くとなれば、気分が落ち込んでしまうかもしれません。
辛いと感じて気分が落ち込めば表情も暗くなり、職場の雰囲気も悪くしてしまいます。
そのような心配があるなら、短期から始めて、徐々に日数を伸ばしていくとよいでしょう。
飽きやすい性格なら、単発のバイトがおすすめです。
いつも違った仕事ができ、いつも違う人と仕事をすることで、新鮮な気持ちで仕事ができるでしょう。
いきなり正社員の仕事を目指すのはアリ?

バイトではなく正社員を目指したいと考えることもあるでしょう。
正社員なら雇用も安定しボーナスもあります。
社会保険もあり、何度も就職活動をしなくてすみます。
親を安心させるなら正社員の方がよい、と考える人もいるでしょう。
ステップアップできるなど、正社員の方がメリットは多いかもしれませんが、精神的負担や体力的な負担も大きくなります。
無理をしてまたニートに戻ってしまう可能性もないとは言えません。
最初はバイトで少しずつ慣れていった方がスムーズに正社員になれるのではないでしょうか?
また、正社員のハードルはバイトよりも高いものです。
面接に落ちてばかりだと、落ち込んでしまいバイトの面接も行けなくなるということも。
バイト先によっては正社員登用制度を設けているところもあります。
正社員を視野に入れるなら、そういったバイト先を検討してみましょう。
バイトに受からないときも諦めない

バイトの面接に受からない場合もあります。それでも必要以上に落ち込む必要はありません。
諦めずに何度も挑戦することが重要です。
バイトの面接に受からないのはニートが原因とは限りません。
雇用条件と合わないだけだったり、タイミングが悪かったりしただけ、ということはよくあることです。
もちろん、面接で自分の気持ちや意思をうまく伝えられなかった、表情が暗くなってしまい好印象を与えられなかった、などといったことが原因で受からない場合もあります。
自分には合っていない仕事を選んでしまったことも考えられます。
受からなかった原因を自分なりに分析し、次回に活かすことを考えましょう。
バイトの面接に受からないことはよくあることです。
落ちたことは気にせず、より自分に合ったバイト先を見つけましょう。
ニートでもバイトはできる

ニートを続けていると、自分は二度と働くことができないのでは?と不安になることもあるでしょう。
バイトの面接を受けても落ちてしまったら、やっぱりニートにバイトは無理なのかもしれない、と落ち込んでしまう場合もあります。
しかし、ニートだからバイトができないわけではありません。
ニートであっても社会復帰を果たし、バリバリ働いている人は大勢います。
ニートから脱出しバイトをするには、自分にできる仕事を探すことです。
最初から無理をしたり、高すぎる目標を立てたりせず、精神的にも体力的にも負担が大きくない仕事や環境で働けるバイトを探しましょう。
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